ゆうな

ザリガニの鳴くところのゆうなのレビュー・感想・評価

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
4.8
凄く良い映画だからオススメ!!!とかそんなんじゃなくて、本当にただただ好みの映画だった。
小説を先に読んだのだけど、小説が良作だったのでぜひ映画も観たいと思って1人映画してきた。あの優美な湿地を映画館で観れてとても良かったと思う。細々と違うところはあるけれど、小説の感動が薄れる事なく、イメージも崩れることなく仕上がっていた。リース・ウィザースプーンの小説への思い入れとプロデュース力が成した業。細部から全体まで原作への愛が溢れた映画になっていた。
キャストも殆ど小説のイメージと相違なくて、寧ろ湿地や生き物の様子が見れたことと小説の中の風景を垣間見えた事は興味深かった。
最後のなんとも言えない捕食者に対する恐怖感も味わえる。ザリガニの鳴き声が聞こえたような気さえした。
歌がマッチしていて感動していたらテイラーだったのは驚いた。Carolinaは映画終わってからリピートしてる。
アマンダハミルトンの詩のある小説もとても良いので映画の前後に小説を読むことをぜひお勧めしたい。
小説はどちらかと言うとカイアを観察してるようなイメージだけど、映画は少しカイアと近づけたような気がする。
観れて良かった。また小説も読み直したい。
ディーリアオーエンズさんの次作も期待してます。

2022.80
ゆうな

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