周りの評価は置いといて個人的にはかなりどハマりした作品。ミステリーとかサスペンスとかだと思って観るより、ラブストーリーとして観た方がよろしいかと。
湿地に住み、街の住民から差別的な目を向けられる女性。湿地で街の御曹司が死に容疑者となり、裁判で戦う。その中で女性の過去を回想しながら事件の真相を少しずつ追っていく。物語のほとんどは回想シーンでできている。
重めの内容とはいえ、主人公の浮き沈みに一緒に一喜一憂できて、主人公が得た喜びに観ている側も喜びを感じてしまう。恵まれていない境遇だからこそ自然と応援してしまうとかそういうところも今思えばあったかもしれない。
自然を語る主人公が好き。生態もよく知っている。
自然に悪意はなく、そこにあるのは命だけ。人間社会からほとんど隔離されてきた主人公なだけあってラストもまぁ納得。