まぁー

ザリガニの鳴くところのまぁーのレビュー・感想・評価

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
4.0
今年一番刺さった作品。
町の人が湿地の少女を嫌悪し、憐んでいたはずなのに、その対象は実は彼ら自身だった。
他者は自己の鏡である。当たり前のことを目の前に突き出されてハッとした。
自分を守るためなら他者を犠牲にするのも否めないという自然の摂理と歪な人間社会の対比が見事だった。
120分間圧倒されっぱなしだったので、内容をもう一度咀嚼するために積読していた原作をこれから読みたい。
最初に飛んでいた鳥、ネックレスの貝が彼女の世界の外を象徴していたのかな?印象に残っている。
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