ミネラルウォーターみたいにすっと身体に馴染む映画。愛はいつか必ず冷めるものだけどそれは一万年後かもしれない。愛じゃなくても記憶に残っていてほしいと思える一晩が、季節が、一年があるのは少なくとも悪いことではない。劇中に出てくる金城武の役は25歳の誕生日を迎えたばかりで、青春はもう私たちのものじゃないんだねと同行者と言い合った。はじめてこの映画を観たときわたしたぶん20歳前後で、いまはもう26。
わたしだったら次に好きになった女の子まで客室乗務員になっちゃったら呪われてる！って思うけど、自分がサラダ屋さんになっちゃうのが強かというかポジティブで良いよなあ。まあ制服っていいもんね。男の子って一体足をマッサージしてあげる、みたいな慈愛をどこで身につけるの？学校？
