やっぱり映画が好き

警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件のやっぱり映画が好きのレビュー・感想・評価

3.8
2000年に起きたルーシー・ブラックマン殺人事件のドキュメンタリー。
当時の事件を追う刑事や遺族の証言を交えながら、自分も見えない犯人を追っているような錯覚に陥る。
刑事たちの執念ともいえる捜査で着実に一歩ずつ犯人に近付いていく様は映画を見ているようで緊張感が走る。

しかし何か物足りない、ぼんやりした印象が残る。
犯人織原に焦点が当たってないからか、ただ事件を追っているだけのように感じてしまった。
(犯人の国籍上、国際問題に発展しかねないよう配慮されてるためか)

こういうドキュメンタリーを感じて思うのは、事件を風化させてはいけないという事、その点ではNetflixが取り上げてくれたことに大きな意義があると思う。
ニュースを見ても犯人が捕まって良かった〜くらいにしか感じない、どこか他人事のように感じてしまう自分に喝を入れてくれるようで、、、
これだからドキュメンタリーはやめられない。