ヒムロ

デストイレのヒムロのレビュー・感想・評価

デストイレ(2018年製作の映画)
2.0
ベトナム戦争に従軍していたブレッド。
戦時中に弟が亡くなった家を訪ねると、便器から不気味な声がする。
修理を依頼するも不調ではないと言われるのだが、日に日に声は大きくなっていく。
ブレッドはディングルベリー神父に便器の悪魔祓いを依頼するのだった。


クソ映画と話題になって気になってはいたのだが、まさか見放題になっているとは。

冒頭弟が便器に座っているとシャコシャコナイフが下から飛び出てきて股間が切り刻まれる。
すると便座には目玉が浮いている。
もう意味がわからない。
トイレの擬人化なのか、それとも切り取られた睾丸の代わりなのか。

ともかく意味不明なスタートから始まってようやく主人公のブレッドが登場。
首にピンポン玉サイズのおもちゃの手榴弾をネックレスにしてぶら下げてるイカレたセンスの持ち主だ。
てっきり除霊すると聞いていたので中に聖水でも入っているのかと思ったら、ラストシーンで普通に便器に入れようといていたのでガチ手榴弾の代わりだったっぽい。
というか手榴弾を首にぶら下げて歩くな。
他にもオモチャ丸出しの銃口が赤いプラスチックの銃や謎の三又の剣など俺でももっといい小道具が用意できそうなレベルの武器が出てくる。

演出もカメラワークもストーリーももちろん余す所なくガバガバなのでここがダメとか言いたいけど映画を頭からケツまで説明することになるので辞めておきます。
それを楽しむために見たし、みんなもそれを楽しみに見るんでしょう?
見ろ。


気に入ったセリフだけ書いておくと、トイレ修理業者に壊れてないと言われても「壊れてるはずだ異音がするし嫌な予感がする」と言い続けるブレッドに対して、「ベトナム帰りか?」と切り返す配管工はオシャレな返しだと思った。
精神がやられて変な妄想に取り憑かれてる奴はベトナム戦争帰りみたいだという切り返しだと感じた。
でもこの映画だし意味なく言ってるだけかもしれん。
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