ミロ

犬も食わねどチャーリーは笑うのミロのレビュー・感想・評価

4.5
母と一緒に先行上映を観てきました。
夫婦、恋人、友人、女同士、一緒に観る人によって観賞後の感想やお互いの関係性が全然変わってくると思うので、母と父でもう一度観に行ってみてほしいなとか、私は同い年の女友達ともう一度観て語り合いたいなとか、友だちには最近付き合い始めた彼氏と観に行ってみてほしいなとか、友人夫婦が観たらどう感じるかなとか、いろいろと想像を掻き立てられる映画でした。

大きな盛り上がりや起伏がある訳ではなく、作り話のようにトントン拍子には上手く行かない所が、夫婦の物語としては凄くリアルだなと感じました。
険悪な状態からふとしたキッカケで心が近付いて笑いあえたり、でもまたすぐに険悪になったりする所が、結婚30年になる私の両親を度々思い起こさる程、とてもリアル。

普段からは想像できない、絶妙に女をイラッとさせる香取慎吾さんや眞島秀和さんがスクリーンの中にいて、"演じる"って凄いなと思いました。

男性がこの映画を観たらどんな感情になるのか…特に男性にとってはとてつもないブラックコメディだと思います(笑)

あととにかくペットのチャーリーが可愛い愛しい!

追記:小説版を読むと、映画では描き切れなかった登場人物達の生い立ちや背景や間話が知れて、犬チャリの世界がより愛しく好きになりました。映画を小説化したものだけど1つの小説としてもめちゃくちゃ良かった!小説の中でもチャーリーは可愛すぎた←
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