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CUBEのTのネタバレレビュー・内容・結末

CUBE(1997年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

何回も観たけど久しぶりに観たので

結局最初の部屋にいたらいい。というオチなワケですが、何が言いたいんだ...と自分なりに考えたところまさに人生みたいだな。と思ったりしました。

別に有名にならんでも金持ちにならんでも人は生きていけます。
そのままあるがままの自分の特性を使い、持ちすぎず、持たなすぎず。欲張らず生きていけばほっとけば死にます。

でも人は好奇心があり、野望があり、何故かわからないけどもっともっとと欲張る。
多分本能レベルで組み込まれてるのかもしれないけど、育った環境や遺伝子でその強弱が変わる気がする。

全てに答えを求め、わからないことを徹底的に恐れ排除し、己の都合に沿わないものを見ようとしない。

cubeを探求する登場人物はそれぞれ個性的すぎると言っていいほど個性的ですが、現実社会には割と多い気がします。
みんな訳もわからず何も持たず狭い箱に入れたら程度はあれどおんなじようなもんじゃないかなと。

cubeという箱そのものが、まさに人生を体現してるかのようなストーリーだなあという一つの視点を得ました。

ん〜できればゴロゴロしていたいんだけどなあ〜〜

作中やっぱワースはマシな奴だ...と思ったし、ゴリゴリ正義感振りかざすタイプの人間が一番厄介というのも良く現れてる。

人間のエゴイストな部分や醜い部分が良く出てて良いと思います。
リアル。
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