はち

CUBEのはちのネタバレレビュー・内容・結末

CUBE(1997年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

あまぷらで視聴。

謎の立方体の部屋の中に突然閉じ込められた男女の生き残りをかけた脱出劇。
最初から人がみじん切りにされたり、いろんなトラップでいろんな死に方をするのでずっとハラハラ。
90分という短さも良い。無駄がない。
登場人物がどうやって連れてこられたのかとか、結局黒幕はいるのかいないのか、明かされないことも多いけど、最初のおじさんが言っていた通り、そんなこと考える暇があったら目の前の道を進むのが1番良いんだってことなのかな。
こういう物語の中だと、仲間の絆みたいなものが描かれがちだけど、登場人物間も容赦なく裏切るのがまた良い。
そして、サヴァン症候群らしい彼の活躍も良い。しかも唯一生き残ったのも彼という。たしかに、彼には何か裏を読んだり、黒幕がどうとか考えている様子はなく、ただ目の前に現れる部屋が好きか嫌いか、自分は飴が食べたいとか、目の前のことと自分で手一杯。

黒幕がどうとか、本当は何があったのかとあつのは気になるところではあるけど、そのシーンを挟むと多分あの極限状態に客を惹きつけて没入させるのが難しくなる。(低予算で作られた映画だから、コスト的に難しかっただけかも知れないけど、それが良い)

ホラーやグロ系は苦手だけど、これを見れたので見れる映画の幅が広がった気がする
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