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あちらにいる鬼のdaitenのレビュー・感想・評価

あちらにいる鬼(2022年製作の映画)
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鬼畜でも文学者なら許される、実話にもとづく愛憎劇。逢瀬を重ねるふたりに作家としての存念は感じられず、のし上がる野心も、裏返しの背徳感も見えない。嘘吐き男と知りつつ耐える妻が印象に残るが、出家まで女を追い詰めた男の魔力は、色男という以外に見つからなかった。廣木隆一『あちらにいる鬼』
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