俺たちのシャマラン最新作。観終わった直後は「うーん、なんかシャマランにしてはこぢんまりしてたかな」って思ったけど、今はもしかしたら怪作かもしれないと感じてます。
まず、シチュエーション込みで他に連想させる映画がとにかく多い。シャマラン自身の作品で言えば"サイン"や"ハプニング"。他にも"ファニーゲーム"、"ミスト"、"アス"。しかも、ヨハネの黙示録を題材としてる。いや、ブッコミすぎ!!!!!!(本人がそのつもりあったかは知らないけど)
そして、様々な出来事の理由や根拠が希薄に見えるけど、終末なんてそんなことお構いなしでやってくるだろという意味ではリアルなのかもしれない。
そんなことをウダウダ考えつつも、シャマランの凄いところは映画を撮る力は抜群にあるということと、常に弱者へ寄り添う愛があるということも改めて感じました。
多分、鑑賞直後の物足りなさは「きっと今作もズッコケてしまうような壮大なしょーもないオチがあるに違いない…」と期待してしまってたんでしょう。"オールド"がまさにそうだったのでね。でも、今作もシャマラン本人がどうでもいい役で出てきてくれたのでそれだけで満足です。これからもたくさん撮ってね。