ジョナサン・レヴィンは実はハズさないんだよな。ゾンビと恋する映画なんて話だけ聞いたら「どうなの?」ってなりそうなもんだけど、最後しっかり泣かせてくれた。また新作撮って欲しいな。
子役の演技と映像の美しさで全く飽きずに観られたけど、背景に描かれているものを読み取ることはなかなか難しかったです…観た後に解説を読んで「なるほどねぇ」とはなったけど、この時代のスペインのバックグラウン>>続きを読む
これはとんでもなく変な映画でした。孤島に取り残された閉塞感と寓話的な雰囲気がモノクロの映像と相まって不思議な映画体験でした。2人が狂っていく様子がこちらにまで伝わってきて、スリラーとしても素晴らしい。>>続きを読む
2作目ということで粗削りなところもありつつ、北野武特有の暴力までのストロークと静寂は相変わらず素晴らしくて、しかも今作は変にサイケデリック。ラストも謎すぎたけど好きにならずにいられない作品。
「素晴らしい!大傑作!!」というわけではないけど、やっぱり目の当たりにしてるのは間違いなく『北野武の映画』でちょっとグッときちゃったし、まっすぐ楽しめた。出演陣も北野映画オールスターという感じで良かっ>>続きを読む
「ヴァーホーベン×イザベル・ユペール」というだけでヤバい匂いがしてたけど、ヴァーホーベンの下衆さとイザベル・ユペールの狂気が非常に良いバランスでさすがでした。ラストも好きだったなぁ。本当はもう少しドイ>>続きを読む
なんて…なんて面白いんだ。侍たちが悪い殿様をやっつけるってだけの話なんだけど、はちゃめちゃに面白い。まさしくエンターテインメント。そして、松方弘樹のブッチギリで美しい太刀筋と殺陣。1人だけ格が違った。>>続きを読む
ずっと観たくてようやくDVDを手に入れて鑑賞。テレビ映画ってことで分かりやすく金はかかってないけど、そこはさすがのアルジェント。「このシーンいるか…?」という場面やエロをふんだんに盛り込んだアルジェン>>続きを読む
観よう観ようと思って遂に初鑑賞。あまりに凄い映画で震えました。ヒリヒリとした感覚が伝わってくるかのようなLAの街と、そこで繰り広げられる凄まじいアクションとバイオレンス。主演2人がちょくちょくヘマした>>続きを読む
気持ち悪りぃ映画撮りやがって。もちろん大好きな監督だけど、前情報ほぼ無し(唯一の前情報はカンヌで退出者続出)で行ってみたら凄い映画でした。PG12でいいのかと思わされるほど人体損壊描写がバシバシ出てく>>続きを読む
イマイチ乗り切れない部分もあったけど、ラストちょっと泣いたな。家族愛みたいなものになんだか弱い部分があるな。あと、宮﨑駿の初期作品に見られた不気味さ、怖さ、ダークさが見られたのは嬉しかった。子供が見て>>続きを読む
「バート・レイノルズ!アーネスト・ボーグナイン!クドい!これぞ70s!」とか思ってたら最後泣かされた。やっぱりアルドリッチは天才なんですよね。展開としては「そっちにいくのね」と思ったけど、それでも入り>>続きを読む
俺たちのマイケル・マンが1986年にトマス・ハリスの"レッド・ドラゴン"を既に映像化してたなんて(有名な方は観てないけど)。全編を通してハードボイルドな雰囲気が漂い、やたらアッパーな選曲で唯一無二の作>>続きを読む
「何だったんだこれは…」と頭を抱えてしまった。凄かった。間違いなく凄い映画体験だったんだけど。「怪作」とか「怪演」で片付けちゃいけないと思わせるだけのパワーがあった(実際怪作だし、イザベル・アジャーニ>>続きを読む
北野武初監督作品、ようやく観たけど、素晴らしかった。一発目から徹底した暴力描写とピンと張り詰めた緊張感。89年公開で、もう30年以上経ってるけど全く古臭さを感じさせないし、むしろフレッシュさすら感じさ>>続きを読む
天才だよ。85年にもう"スターシップ・トゥルーパーズ"の基礎となるようなエロとグロのオンパレードな傑作を撮ってたなんて。これを観ると"ヴェネデッタ"も納得だし、このジジイは初期から全く変わってないこと>>続きを読む
トロージャンというレーベルの盛衰をレゲエという音楽の歴史と共にレジェンド達が語ってくれる素晴らしいドキュメンタリー。ジャマイカからイギリスに渡った人々と音楽がどのようにして発展していき、スキンズに受け>>続きを読む
さすがはブラムハウス。普通に面白かった。けど、それ以上でもそれ以下でもないというのが正直なところ。ややインパクトにも欠けるし、もう少し強めのゴアが欲しかった。クライマックスも読めちゃったし。及第点とい>>続きを読む
これはクラった。ものを語らないロバを主人公にして、様々な人と出会いながら動いていくロードムービーのような作品。って書くとほんわかしてるように聞こえるけど、実際は本当に心がザワザワさせられるような出来事>>続きを読む
基本的に今の映画産業におけるマーベルの存在には否定的なんだけど、GotGだけは認めざるを得ないくらい映画として素晴らしい。前作もだいぶ前だし、その間のアベンジャーズとか全く観てないから登場人物とか関係>>続きを読む
登場人物はみんな孤独でダメな人たち。そして救いを求めると同時に、誰かを救いたいとも思ってる。その姿は醜くもあり美しくもある。だから、観てて苦しいし共感も覚える。同じくアロノフスキー監督の"レスラー"で>>続きを読む
俺たちのシャマラン最新作。観終わった直後は「うーん、なんかシャマランにしてはこぢんまりしてたかな」って思ったけど、今はもしかしたら怪作かもしれないと感じてます。
まず、シチュエーション込みで他に連想>>続きを読む
敬愛するダリオ・アルジェントの新作。冒頭から「アルジェント過ぎるだろ!!!」と拍手を送りたくなるような作品で涙が出そうなほど嬉しかったです。飛び散る鮮血とド派手でダサい音楽。ライティングとカメラワーク>>続きを読む
自分がスピルバーグの撮る映画に惹かれる理由って、誰もが知る超有名監督にも関わらず「残酷さ」を容赦なく観客に突きつけるところで。それは、ゴア描写でもあるし、心を抉るような心理描写でもある。でも、『映画と>>続きを読む
相変わらず変な映画を撮る監督ではあるんだけど、今作は比較的こぢんまりとしてた印象です。ただ、カメラワークがかなりデ・パルマ的でちょっとウケました。もう少し狂気性が欲しかった気もしますが、サスペンス、ミ>>続きを読む
愛すべき監督ヴァーホーベンの新作"ベネデッタ"。観終わった直後はどう飲み込むか考えてしまったけど、少し時間が経ってみると一見シリアスに見える映画に『エロとグロ』という究極のエンタメをぶち込んだヴァーホ>>続きを読む
心が熱く燃える素晴らしい映画。デニス・ボーヴェルの音楽が鳴り響く中、イギリスで人種差別に耐えながらレゲエと共に生きる若者の姿には心打たれました。イギリスという国だからなのか、ケン・ローチの撮る映画のよ>>続きを読む
漫画では何回も何回も読んだし、もちろん内容も知ってるのに気付いたら涙が出てきてました。これは個人的な好みなんですけど、ちょっと回想的なところが多くて間延びした感じもありました。でも、やっぱりスラダンは>>続きを読む
ジョーダン・ピールといえば真っ先に思いつくのは社会的なテーマを盛り込む監督で、個人的には前2作はそこに少し説教くささを感じてたけど、今作は凄い。間違いなく氏の最高傑作と言える。
まず、何よりSFホラ>>続きを読む
"バッド・ジーニアス"は未見ですが、ウォン・カーウァイ製作総指揮ということで映画館に来てみたらほぼ満席。そして、作品そのものは想像以上にウォン・カーウァイの要素(時系列の並べ方とかライティングとかね)>>続きを読む
前作と変わらず映画というよりはドキュメンタリー特番のような作りで、まずそこにガッカリ。そして、作品内で起こることとその描き方にはドラマ性の欠片も無くひたすら単調で、ただただダウナーになるだけ。ところど>>続きを読む
話の設定としても特段の目新しさは無いし、比較的オーソドックスなホラー映画という印象すらある。それなのに観終わった後の満足感は凄いという。まず、話の進め方が抜群に上手い。じわりじわりと不穏と恐怖が近づい>>続きを読む
既に時効が成立した未解決事件を題材にして、主演は実際にその事件を担当した元刑事という異色の作品。まず初めに掴まれたのは素晴らしいカメラワーク。美しさと緊張感を共存させたようなグッと引き込まれる画の連続>>続きを読む