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ノック 終末の訪問者のNobのレビュー・感想・評価

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)
3.0
M・ナイト・シャマラン監督による終末論を描いた不条理系スリラー映画。

ミスキャストとも思えるデイブ・バウティスタの誠実な教師役が思いのほか良かった。冒頭の掴みや前半の不穏な空気感は引き込まれたが、中盤以降は予定調和に事が進むので意外性がなく退屈。日本人には「ヨハネの黙示録」もあまりピンと来ず。

シャマランの手腕が光る丁寧な演出のお陰で恐ろしさと虚しさが際立つ仕上りにはなっているが、余りに変化球すぎたのも事実であり、オチも含め否定派の意見が多いのも納得できる。
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