ひなよ

Born in Gaza(英題)のひなよのレビュー・感想・評価

Born in Gaza(英題)(2014年製作の映画)
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昔、世界まる見えを観よると、ガザのパルクール集団の特集がされよった。そこでわたしはガザの人々を知ったし、いつか私、日本で君らのかっこいいところ観たからね!と伝えたいな、と思ったのをすごい覚えとる。そこから高校での調べ学習は、ガザについて調べたし、コロナ禍前には実際にイスラエルに行く予定もたてとった。就活では某国際ボランティアも、ガザではなかったが、ヨルダンの難民キャンプを第一志望で提出した。そこへの派遣は叶わんかったけど、心のどっかにあったガザだった。

でもこうやっていつも自分は安全なところから、時にはガザに思いを馳せ、時にはクリスマスや正月、自分の人生を楽しむことができる。のうのうと生きとる自分がやるせなく、腹が立つ時もある。偽善者よな。でもこの映画を観てもやっぱり、何故ガザの人たちが殺されなければいけないのか全く分からない。一人一人に私たちと同じように未来も夢もあったのに。家族もおったのに。命が平等じゃない狂っとる。都合が良いと言われてもいいから、虐殺反対はこれからも声をあげていこうと思う。ガザだけじゃないよ、シリアもスーダンもコンゴも全部だよ。彼らについて、話を止めたらいけない。沈黙は容認なんよ。
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