緑

あいたくて あいたくて あいたくての緑のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

松浦祐也舞台挨拶+(ハル)+探偵ナイトスクープ
ということで鑑賞。
初いまおかしんじ作品。

大人のかわいい恋愛寓話。

相手の感情との温度差に気付かず
なにかに拘りすぎてしまう家具職人にも、
流せばいいようなことに腹を立て
相手に思い出し怒りをぶつける未亡人にも
共感できた。

マッチングアプリやLINEではなく
メールなのがいい。
きっとこの中年ふたりは、
メールだからこそふたりの距離が
近付いたのだと思う。

何度もニアミスしているのに
「あなたはもしや……⁉︎」展開ではなく、
ちゃんと会って「はじめまして」だったのは、
「(ハル)」で泣きまくった身としては嬉しかった。

濡れ場は川上なな実1回、
丸純子1回。
どちらもちゃんと尺を取られていた。
そしてブラの優秀さに感心した。

テラオカの当て馬感がすごい。
姿形から声から挙動から全部が当て馬!
コトの最中で彼の顔にメールの文面が
重なったのもいい。

イチローとウエダのキャラもよかった。
イチローの酒癖は治らないと思うので、
未亡人娘は早く別れたほうがいい。

川瀬陽太、やっぱり芝居は最高なんだよな。
「激怒」にも期待している。

松浦祐也目当てで観たので、
舞台挨拶で当人が言っていたのと同じくらい、
写真だけで終わるのか⁉︎ とハラハラした。
終盤に少しだけ動く松浦を観られて、
3分あるかないかでも満足できる芝居だった。

家具職人が師匠について書いたメールの
「生きる希望にも死ぬ希望にも」
(「に」はなかったかも?)の言葉が心に残った。

3人の女性の服装が
もう少しお洒落でもよかったのでは。
特に若いふたり。

どうしてもカオマンガイを食べたくなり、
タイ料理屋に寄った。
緑