さ

パシフィクションのさのレビュー・感想・評価

パシフィクション(2022年製作の映画)
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この作品について語る言葉を持ち合わせていないので歯痒さも感じるが、それを差し置けるほど好みの作品だった。サントラが変態的によい。
巨大な策略がシマの水面化で進行していることを感知し、暴こうと探偵ごっこをするも楽園の気の遠くなるような静穏に無効化されてしまう話。165分間常にほろ酔いで寝落ちる寸前の浮遊感を醸してきて、しかしどこで気合を入れ直しても絵画的で美しく密度の高い画面がそこにあった。ダンスの見学してる間に本物の鶏を見るフラッシュバック?の遊び心がかわいい。
TIFF6本目。つい最近南の島に行った時のことを思い出した。南国って本当に時間が止まってる。
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