令狐飛龍

とおいらいめいの令狐飛龍のレビュー・感想・評価

とおいらいめい(2022年製作の映画)
4.1
天体衝突により人類の滅亡が確定した世界線の映画。

1999年:
絢音、花音は父親と親子3人で暮らしていた。花音はノストラダムスの予言を信じて世紀末に地球は滅ぶと思っていた。
姉妹の父が再婚する事になる。
そんなある日、二人は箱舟を探して家出をする。
2020年:
既に世界が滅びるとわかっている。
父親が死に三女の音は1人で暮らしているが、姉二人が越してきて三姉妹で暮らすこととなる。

大きな事件が起きるわけでもないが、人類滅亡という大きすぎる出来事は確実に起きている。 こんな状態でどんな事が起きるのか? それなりの混乱はあったと推測されるが、この映画では比較的落ち着いた、ある意味達観した人達が描かれている。(無論生き延びる為に足掻いている人もいる。)

150分とかなり長めの映画だけど、簡単に短くしろとは言えない、ラスト12分の長回しが素晴らしいからだ。

ロケ地選び、人のいない感じとかシェルターのそれらしい感じとか良かった、三姉妹が良かった。
たまには、こんな静かな映画を観るのもいいかと。
令狐飛龍

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