はる

とおいらいめいのはるのレビュー・感想・評価

とおいらいめい(2022年製作の映画)
3.8
元々気になっていたのですが予定が合わなそうで迷っていた所、「ベイビーわるきゅーれ」でどハマりしてしまった高石あかりさんの登壇トークショーがあるとのことで不純な気持ちながら駆け込んできました。(めちゃくちゃ細くて可愛かったです)

難しい!分からん!といや何となく分かるかもしれんぞ?と絵が綺麗~~~が混ざり合った結構不思議な読後感(映画の場合なんて言うんですか?)でしたね……

滅亡する世界の中の三姉妹、くらいの情報量で見たんですが一回り違う腹違いのせいで姉妹と一人みたいな感じだったし途中までは結構世界の終わり感も薄いかなって思いました。

回想と現代の切り替わりが脈絡が無さそうでありそうな感じが上手いな~~~って思ってたんですが、音ちゃんが過去時空に飛んでよく分からなくなりましたね。

かのんちゃんによるドレスアップが音ちゃんのお母さんにそっくり!みたいな所から家出を音ちゃんママが探してたやつに重なってくるのかなと思ってたんですが自己紹介で普通に音だって言ったりトークショーの感じ聞いててもそこまで深く考えなくてもいいのかな?と思ったり……

普段ヘラヘラ大作見てるせいでこういう読解力が必要な作品の時に頭を使えないのは弱点だと思いますね……悔しい……
パンフは買ったんですが戯曲本を買えなかったので次回リベンジと共に戯曲本を買いたいと思います。

ただ分からないなりにもラストシーンは軽率に感動できる素晴らしい絵力でした!「呼吸」なんて来るの分かってたのに鳥肌立ちましたもん……ここだけ音が付かないのはズルいよね。個人的には世界の終わりの音とかも来るかなと思ってましたがさすがに直接的過ぎますね……そういう所だぞ

トークショーで監督が日常×ちょっとSFみたいなことも仰ってたのでやっぱり考えすぎていたのかなみたいなことも思いつつ。
でもやっぱり空気観が素敵でしたね。本当に自分の理解力が悔しいので色々勉強してまたリベンジしたいと思います。
はる

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