白川輝子

呪い返し師―塩子誕生の白川輝子のレビュー・感想・評価

呪い返し師―塩子誕生(2022年製作の映画)
2.3
くるぞくるぞくるぞ〜(15分で飽きが来る)

あくまでも「呪い」を教える教習所のビデオなので飽きが早い映画。

だって皆さん運転免許の教習のビデオで、「運転者が飲酒運転をするまで」の経緯が面白すぎたら「飲酒運転の危険性」が伝わらないでしょ?
映画に求めてるものが違うね。

それぞれの呪いのジャンルを祓いたいのはわかるけど祓うバリュエーション少なすぎて飽きる、祓うことが本編なはずなのに多用しすぎてすぐ飽きる。
祓うことしかしないから観てる側がドキッとする内容でも「考え」だけ押し付けられて反省の色が出せない。思考の根本が変わらない。

教授に楯突く学生とかまんまそれ、楯突くなら楯突くで自分が努力してどうにかしろよ、教授は教授になるくらいの努力をまずしてんだぞ。意見とか質問程度なら分かるけど楯突くな。そんで呪いのせいにして勝手に祓うな。

塩子が綺麗だったり、うどん急に頼んだり、召喚の儀式とか、呼び出し時の塩子のテーマとかめちゃ面白そうな要素あるのに全く活かそうとしないのも全然面白くなくてクソポイント。

「塩子」が主人公の映画じゃなくて「呪い」が主人公でそれを布教する映画だった…
自分のうどん代学生に払わせて平気な顔してうどん食ってんのも呪いのせいだろ。

人を愛するなら愛情を持って根本から解決してやれ。
白川輝子

白川輝子