センカン

銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第一章のセンカンのレビュー・感想・評価

4.3
戦の傷も癒えぬ内に始まる策謀の予兆

イゼルローン要塞のでの戦いの終盤より再開。最初からクライマックスって感じですね。とはいえ前作でほぼ大勢は決していたわけで…
武将としての最期のケジメ、それを見届ける者達、それを盤上の駒として扱う人間もいれば、さらにそれを裏で画策する黒狐も居て…
今シリーズで毎度思う事ですが、両手の指で数えられるような数の人間達の思考によって、数万という数の兵士が亡くなる世界。異様ですよね。振り返ると現実も遠からずですが…

今回はその後の帝国側に忍び寄る暗躍の気配の話が中心、メチャクチャ個人的なテンション爆上げポイントですが、38話のEDテロップで、遂にヒルデガルドがラインハルトと並んでキャスト欄に載ってたんです!、そこキルヒアイスの位置!って思ってワクワクしました。まぁ39話で別任務についた事で、40話に至っては出番なかったわけですが…

なんとなくの記憶ですが、オーベルシュタインとかでもラインハルトの名前から空白を置いて並んでいるイメージあって、2人並びのブロックになるのはキルヒアイス以来なんじゃないかと!(間違ってるかもですけど笑)

話の展開的にもオーベルシュタインが思い描く精密機械としてのラインハルトではなく、心を持った真の統治者を目指して支える志。敵の真意を見抜いてラインハルトに助言する戦略眼。ついでにお姉様とも仲良くなって外堀を埋めるという。決して長い尺の出番では無かったですが、今後の活躍を期待させるに十分な立ち回りをしてくれました。

次は10末かー、楽しみ楽しみ

点数内訳
世界観:4.5
ストーリー:4
キャラ:4
音:4.5
映像:4.5
スコア:4.3
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