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ヴィレッジの50のレビュー・感想・評価

ヴィレッジ(2023年製作の映画)
4.0
藤井道人監督の最新作ということで、ずっと楽しみにしていた作品。
日本のムラのなんとも捉え難い、空気感や雰囲気を表現し、閉鎖的な空間を描いている。
主人公の横浜流星演じる、片山優を取り巻く厳しい環境。
古き良き街並みがどこか怖く、そして美しい。
町の人々は、どこかおかしい。
おかしいとわかっているけど、能の面を付けたように無表情で一方方向に吸い寄せられている。
途中で外に開かれる変化が起こり出すが、、

能という伝統芸能が1つのキーワードとなっている。オープニングの能の舞、邯鄲という演目で、こちらを見ながら飛び寝るシーンからのタイトルが印象的。
横浜流星の演技もよかったが、相変わらず、一ノ瀬ワタルの演技が怖くて好き。
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