ももすけ

ヴィレッジのももすけのレビュー・感想・評価

ヴィレッジ(2023年製作の映画)
3.5
「流浪の月」で、イケメン若手俳優の名を演技派若手俳優に一気に塗り替えた、横浜流星くんの主演作にして問題作!人生は邯鄲の夢…

さ、内容に触れますよ〜
















最大のクライマックスはね、オープニングよ!!!見逃さないで!!この映画の全てが凝縮されている!

あの舞は、素人目にもすごかった。
本当に素晴らしいものは、素人でもわかるんだよね。そしてそれを、重厚かつ鮮烈な画にまとめた監督天才!!片時も目が離せない、ものすごく強い力であっという間に映画の世界に引きずりまれていく!

とはいえ、続くドラマそのものは、陰鬱で救いがなく、むしろ、なんでこれを映画にしようと思ったのか…と、肩を落として映画館を出る状態。

テーマは分からんではないのよ…でも…

あんなことを隠すことは自分を壊すこと。自分を捻じ曲げて閉じられた地獄でひととき、高みに上がるより、もちろんリスクもあるけど逃げるだけ逃げて、愛する人と密やかに暮らす方が…と、これはまさに流浪の月のテーマだったか。
「東京も同じだった」という、美咲の経験が運悪く道を塞いでしまったんだね。いろいろタイミングも悪かった。

力強い画と、役者さんたちの素晴らしい演技に引き込まれるだけに、「はぁー…」ってなって映画館を後にすること請け合い!

「はぁーー」
ももすけ

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