ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022 僕が観た中では、一番これが面白かったと思う。
朝のラジオ体操とカラオケシーンの連発だけで全てを観客にわからせるのが、まず上手いなと思った。
「お金」が物語の推進力となっている。
出てるキャラが全員濃くて、それでいて人間味がある。
人は変われるのか。
変わるべきなのか。
変わりたい人よりも変わりたくない人が変わったように見えるという点。
何者かになりたい時代から何者でもないことをどう受け入れるべきなのか
それに対してどう幸せを見つけていくべきなのかというテーマを扱った作品が一貫して多かったいう印象。
人生という舞台における主役と脇役。
それは競争社会における負の産物に過ぎないのかもしれない─
などという深いテーマをやりつつの あのオチ。
お見事です。