1994年公開のヒューマンドラマ。
4Kリマスターでの再上映。
原作はスティーヴン・キングによる「恐怖の四季」収録の中編小説。
冤罪で投獄された銀行員の服役生活。
囚人たちのユーモアあふれる会話劇が楽しい。
ヘビーな展開とライトな演出。
この絶妙なバランス感覚のおかげで希望と友情みたいな若干照れ臭いテーマもスルッと入ってくるのかなと。
あと、やっぱり主演両名の存在がデカい。
インテリで超然としたティム・ロビンス。
温和で世話焼きなモーガン・フリーマン。
完全に適材適所。
原作からは想像もつかないこのキャスティングこそが本作を成功させた最大の要因だと思います。
大幅アレンジのラストシーンも悪くない。
原作の読後感とはだいぶ違うけど、映画的にはこれで正解だったんじゃないでしょうか。