初日活ロマンポルノ。松居大悟さん×金子大地さんということで絶対に観たいと思っていた…。公開2日目、12：00〜の回は沢山の人で埋まっていました。
内容は、かなり好みだった。
異性と消費し合う関係ばかり構築していた主人公が、恋をし、愛を知る。
筋書きだけ見るとありがちな感じに見えるけど、「恋愛を通して自分、そして自分の新たな感情を知っていくさま」が生々しくてリアルで良かった。
…松居大悟さん、恋愛映画得意ですよね？！
童貞モノのイメージだったけど、彼の撮る恋愛映画がめちゃくちゃ好きだと確信できた。
20代後半まで女性経験がなかったことで有名な（かつそれを売りにしていた）監督だけど、女性のことを分かりすぎてる。すごい。
というか、「男らしさ」に固執しなかったからこそ、長きにわたって女性経験がなくて、かつ多くの女性が持つ特徴である「繊細さ」を持ち合わせられたのかな…知らんけど…
さわ子の感情の動きを捉えるのがほんとに上手で共感しかなかった。
（あと、濡れ場が男性視点のファンタジーなものではなかった点や、濡れ場ありきの作品になっていなかった点も良かった）
90分間、私も金子大地さん演じる森にしっかり恋してしまった。ほんとにずるい男だよ。そして最後はしっかり泣きました。
