夜叉姫

窓辺にての夜叉姫のレビュー・感想・評価

窓辺にて(2022年製作の映画)
4.5
観る文学小説って感じで台詞の一つ一つが大切にされてる感じがした。冒頭でクエスチョンや伏線があり後半に向けてにつれアンサーがある作りだった。とにかく脚本が秀逸過ぎた。天才か!BGMも最低限にしか使っていないようで映画の静寂と映画館の静寂が溶け合ってそこに本当に視聴者もいるような感じがしたり、氷のカランカランっていう音だったりコーヒーを飲む音やコーヒーカップを置いたときのカチャカチャっていう音も印象的だった。夕暮れ時ひぐらしが泣いているシーンは感動さえした。キャスティングも文句なしでした。ティナちゃんが赤いワンピース?で喫茶店にいるシーンも可愛らしかった。恋とは?結婚とは?離婚とは?など考えさせられる作りの映画でもあった。ただ一つ難点をあげるならいかんせん尺が長かった。途中から集中力が切れてまだ終わらないのかなと時間を気にするようになってしまった。
夜叉姫

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