小説を読み終えたような気分。光と影の感じが綺麗でヨーロッパの絵画みたい。
特にコップを手にかざして光の指輪作るシーンがキラキラしてて好き。すごく透明感のある映画だと思った。
現実にはもっと泥沼化したり大声出したりしそうなのにそういうのは無い。でも、映画の中では淡々としているようでちゃんとリアリティを持って成立してるのがこの映画の魅力的なところ。
クスッと笑えたり胸がチクチクしたり、誰の視点で観るかで感じ方が全然違う。
茂巳は稲垣吾郎さんじゃないと全く違う印象になりそう。稲垣さんの穏やかさとチャーミングなところが出ていてとても良かった。