どこに進みたいのか、何を感じているのかわからないキャラクターは、今泉力哉監督作品の主人公らしく、知的なのにちょっととぼけた感じが稲垣吾郎さんにピッタリ。ハマっているなあ、と思った。
本作の登場人物は、進みたい先が不透明なキャラクターが多く、その不器用さが私をハラハラさせた。
自分の感情を模索するような人物が多い中で、私が最も好きだったのは、倉悠貴くん演じる女子高生作家の彼氏。彼はその場の感情に正直に発言し、行動する。その真っ直ぐさが最高にコミカルで、この映画の笑いを全て担っていたように思う。物語の筋からは最も遠いようで、最も大事なキャラクターのように感じた。
集中力不足だったのか、セリフの一つ一つ、とくに小説の文章は理解不足のまま鑑賞してしまったところもあり💦再鑑賞が楽しみでもあります。
