紗衣と結婚した頃のこととか、ライターとしての普段の仕事の様子がほぼ描写されてないせいで、過去と比較した今の茂巳の状態を解釈しにくくてよくわからなかった。
(今になって浮気に怒れないことに戸惑っているとしたら、結婚したての頃はもっと感情的に盛り上がっていたのか?とか。)
あと、仕事してなさそうな割にやたらといい家に住んでるのとか気になってしまった。
浮気に怒れない男の映画としてドライブマイカーがずっと頭にあって、どうしてもあのリアリティを求めてしまう感じがあった。
ドライブマイカーでは労働者として役者や作家、役所の人が描かれていたけど、この映画では出てくるひと全員の労働についてのリアリティ(というか生々しさ?)が感じられなくて、地に足ついてない感じがしてしまった。
(紗衣だけは校正やってる様子で仕事してるリアリティが少し感じられた)
よくない映画みたいに書いてしまったけど、稲垣吾郎の演技めっちゃよかった。
映画通して茂巳の人間性はすごく感じ取れた。
他の人たちも演技良かった気がする。
タイトル通り、窓から差し込む光も全体通してよかった。