小説家の主人公が新作の執筆を行うためにかつての生家を訪れたところ、幽霊となった従姉妹が現れ自分を殺した犯人を捜してくれと頼んできた…というお話
大学の映画サークルでももう少しまともな作品を撮るだろうと唸らずにいられない作品です
ビデオカメラやiphoneの進化の代償とでもいうべきか、素晴らしい利器はときに人を勘違いさせてしまうのだなあとも思いますね
例えばケータイについているカメラが発展しなければ、動画を撮れるようにならなければ、GoProをはじめとしたカメラの進化がなければ彼らはきっと映画を撮ろうなどと思わず、そして我々も94分という無駄な時間を過ごすこともなかっただろうと考えますと、「便利」というのは必ずしもいいことばかりではないのだなあと物思いに耽ってしまうことだけは間違いありません
いちおう念のため作品の内容について触れておきますと、作家を自称する女性が山奥にある掘っ立て小屋でコーラを飲んでデカいげっぷをしたり、ヨガに勤しんだり、あとパソコンに向かいあいながらうんうんと唸っている姿をホームビデオで収めた姿を延々と見せられる拷問です
