いくら芸術と言えども人を楽しませることを忘れてしまえば意味がない。少々、この映画に出てくるシェフは目的が見えにくいところがあり、料理を楽しませる面で言うと大事なものを見失っている。しかしながら全編通してサイコパスな人間性とヒリヒリするような緊張感が良いスパイスといった感じ。
雰囲気もすごく好みの映画。アニャテイラージョイは特徴的な美人で映画の雰囲気にそのまま馴染んでいる。絶叫クイーンの力偉大なり。
観たあとは高級料理食べてみたいとかではなくチーズバーガーを食べたくなり、何年ぶりかは分からないが久々にマクドナルドに行った。映画に思いを馳せながらスプライトとチーズバーガーを注文し食べたが、思い浮かぶ顔はアニャではなくサミュエルだった。
