気になっていた作品だったけど劇場での鑑賞を見送ったのでディズニー+にて鑑賞。
ずっと不穏な空気が流れ続け、先の展開が全く読めずレイフ・ファインズの手のひらで転がされている感じが堪らなかったです。
料理が出てくるごとに様子がおかしくなっていき4品目で副料理長が自決したり、追いかけっこが始まったりと料理を食べにきたお客さんを強制的に狂気の渦の中へ突っ込まれるのが楽しかったです。
レイフ・ファインズが何を目的として行動しているのかはっきりわからないのが怖かったけど、それが今作のミステリアスな作風にあっていてとても良かったです。
ラストのアニャが高級ディナーよりハンバーガーを美味しそうに頬張るシーンは皮肉が効いていて最高でした。
受け手と送り手どちらもしっかり敬意を持って接さないといけないなというメッセージも感じました。