思ったこと、その一。小さい頃、よく遊んでもらった親戚の兄ちゃんを思い出した。キャッチボールしたり、バイクに乗せてもらったり…一時期、私のヒーローだった。家族や友達だけでなく、親戚やご近所さんでもいいから、ちょっと年の離れた兄ちゃんが、男の子には必要だ。ちょうど『北の国から』の純にとっての草太にいちゃんみたいな。たとえ、それがヤクザであっても……。
その二。綾野剛の狂気について。正直、今までよく知らない俳優さんだったのだが、『最後まで行く』を見て、スゲーと思った。なんか、溢れ出てくる狂気がスゴイ。今回の映画では、カラオケを唄うコミカルな姿が描かれていたが、ヤクザなんだから、これだけの人じゃないんだろうなあという感じが、ひしひしと伝わってくる。他にもヤクザ然とした俳優さんが沢山出演していてのに、そんな風に感じたのは、綾野剛ただ一人であった。想像以上のポテンシャルを秘めた俳優なのかも。次回作も楽しみ❗
