朝倉さやさんの歌も魅力だし、紅花ってどんなもの?との興味で鑑賞。
朝倉さんの歌唱でいっぺんにテンション上がりました。
山形の隣の新潟県民ですが、紅花とは何か全然知らない。
そんな私に丁寧に親切に、この作品は紅花の素晴らしさを教えてくれた。
学生さんがゴム手しても刺さって痛い紅花の摘み取り。
それを素手で摘み取る片桐さん。
60年の紅花栽培、その手作業の確かさ美しさ。
そしてキーパーソンの長瀬さんご夫妻。
家業として栽培する他、子供たちに紅花作りを教える。
映画を観ている私たちにも分かりやすく説明してくれる。
長瀬さんのお陰で知識が広がり、人が繋がり、紅花の価値を上げていると感じた。
紅餅を丸める手つきも美しい。
それから新田さんの紅花染の作業、仕上がった布の美しい赤。
文字では伝えにくい綺麗な布、是非この映画で観て欲しい色合い。
新田さんの染めの作業にも見ほれました。
美しい心、美しい手作業、控え目だけど芯のある振る舞い。
日本の美を堪能させて頂きました。
エンディングの朝倉さんの歌もまた心に染みた。
珠玉のドキュメンタリー。