よかった、かっこよかった。
ラベリングすることで安堵を得る、ただそのラベリングが人を傷つけて、どれだけ人を「個」として見えなくさせるか。「在日」だけに限らず。
シリアスな問題も描きつつ、さすがはクドカンの脚本、絶妙なコミカルさと魅力的なキャラで、在日差別を上から前面に重く押しつけるんじゃなく、1人の人間の人生のワンシーンとして描かれてる感じが良かった。ただ、杉原は自分から「円」を、その壁をブチ破ってて、めちゃくちゃかっこいいけど、だからみんなも自分でぶち破っていこうねってなんないように、ちゃんと社会的な問題としてのレイヤーも忘れちゃいけないっぺなぁ。
まぁなにより、とにかくねぇ、窪塚洋介の優勝ですよこれは。初めて窪塚さんの作品観たけど、バカかっこいい。惚れる。
ラストもよかったなぁ。父と息子の関係性からの、杉原が円をブチ破って外の世界に手を伸ばすシーン。好きだ。
あ、若かりし山本太郎も見れるよ!!