ボーイ・ミーツ・ガール・イン・サマーなんて今まで散々描かれてきたであろうテーマのはずで、それでも何故こんなに胸が張り裂けそうな感情に支配されるんだろう。
鬱蒼とした森に囲まれたファルコン・レイクのとある夏の物語はどこかノスタルジックで、そして絶望的に悲しい。誰もこんな夏なんて経験したくない。魅力的な年上の女性がいたとしても。
結末のヒントは作中に散りばめられているし、何がどうなるかをわかって再度鑑賞しても切なさを消すことはできなかった。
それにしても主役の二人は素晴らしかったな。弟のティティも可愛かった。