このレビューはネタバレを含みます
触れ込み通り”新しい信長”像だった。（どう仕事をしたら良いのか分からなかった新人時代を思い出した）自分がどう振舞えば良いのか分からない信長と当時の女性とは思えない程自由で野心に燃えるお濃。
物語の序盤は濃姫が引っ張って行って、それが新鮮で面白かった。
しかし何と言っても、流石と唸る役者陣が勢ぞろいで歴史物語として見ると矛盾や齟齬が気になるのだけれど、演技の力業で押し切られていた(笑)
特にキムタク＆綾瀬はるかは凄かった。政略結婚からの2人が互いに恋い慕うまでのストーリーはお互いに意地っ張りなだけに難航していたけれど、その分純粋な物に見えた。
ラスト、こっそり南蛮に渡る夢を信長が見るのだけれど、あれは本当に要らなかった。信長には恋とか愛とか大事にしつつ、野心を持つ力強さを忘れないで欲しかった。
