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レジェンド&バタフライのペコのレビュー・感想・評価

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)
3.3
戦国武将・織田信長と正室・濃姫との恋物語を描いた時代劇。互いに敵対心むき出しの出会いを果たした2人が徐々に惹かれ合い、そして天下統一に向かう。歴史に疎い僕でも信長と濃姫の事は薄っすらと知っていました。「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督なのでアクション満載の時代劇作品を期待していたのですが、アクションは少なめなほう。前半は2人の出会いから恋仲になっていく過程をゆっくりとコメディタッチで寒いダジャレを織り交ぜつつ描いています。2人の出会いからの30年を描くから仕方ないとしても、個人的には「本能寺の変はまだかなぁ…?」と思いながらずっと観ていました。2時間48分という長尺の中で、とにかく信長と濃姫の恋愛ストーリーが大半を占めているせいか、中だるみを感じてしまいました。合戦シーンをもっと観たかった。内容的には1時間40分くらいで収まりそうな。ただし、普段時代劇を観ない人にとっては、ドラマに重点を置いているので観やすいと思います。
ようやく本能寺の変が始まり一安心。さすが天下のキムタク!ちょっと不死身すぎないか?光秀の裏切りが急すぎないか?とか思いましたが最後の殺陣のシーンはなかなか見応えがありました。
コメディ要素や、夢オチ回想シーン等、これ必要ですか?と感じてしまうような部分もたくさんありましたが、キムタク版信長と、強い女性濃姫役の綾瀬はるかの存在感はさすが。新解釈・信長映画でした。
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