このレビューはネタバレを含みます
うーん。ifストーリーが最後あったけど、やるならああやって割りきって終わった方が逆に振り切っていて、新しい歴史物の形を作れたとおもうんだけどな……。
そこはなんだろう、ただ単調に終わらせるより希望を持たせてみようと入れたのか、迷いがあり、入れたのかはわからないが、貫いてほしかった。
元々これほど大がかりにするはずではなかったと当時のインタービューでみたけど、今は記事がどこにもないような？
セットに脚本が負けている。
元々の想定されたものより変更しているからもあるだろうな、と。
あとは当時、映画館でみた人が、
歴史物というよりラブストーリーだと言う人がいたので、そのつもりでみたのだけれど、
織田信長を描くにはその歴史も大事で、
ただ濃姫との恋愛も大事で、となった結果、どちらも中途半端な作品になってしまって、最後の一言もグッと来るはずが来なかった。
丁寧に描くべき織田信長の心の葛藤。
うつけ者があんなに冷酷になってしまった要因が台詞1行あたりで省略されすぎている気がする。
時間だけが長く、結局何を見せたかった？となってしまった。
豪華俳優人と豪華なセット、映像美だけでなく、細かいところまで試行錯誤してほしかった。
お金を掛ければ、王道のストーリーや人物であればウケるという見解を少し改めた方がいい気がする。
