お伽噺なのは百も承知でこういうハッピーエンドは死ぬほど観ていたい。大好きな漫画の映画化で浮足立ちつつ変な改変されてたら嫌だなって行ったけどすごくよかった。声と動きがつくってやっぱり強い。素敵だった。
観客として悲しいのは愛する国、愛する国の行く末を憂うとかの気持ちが現代日本に生きてると共感しづらいこと。美しい国だから、主人公たちの国だから上手くいってほしいってのは歴史ある絵画を保管するのと感情は近い。
引き込まれて我がことのように、現実に生きる俺たちの生活や感情と共鳴する瞬間が映画にはあるけど、この映画にはなかった。少なくとも俺には。
