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女経(じょきょう)のc5のレビュー・感想・評価

女経(じょきょう)(1960年製作の映画)
3.8
◯大映主催のオムニバス映画。3人の監督と3人の女優のコンビで、三者三様の「女」を描く。

◯第一話「耳を噛みたがる女」(31分)
監督:増村保造 主演:若尾文子
増村保造とあややというゴールデンコンビ。キャバレーで働く女。真実の愛を掴みかけるも結局は自ら手を離してしまう哀れな女性。いや力強く生きていくのです。

◯第二話「物を高く売りつける女」(34分)
監督:市川崑 主演:山本富士子
山本富士子バリ美人、初のミス日本なのね、納得。不動産詐欺を働く女性、手駒に取られる男(三島由紀夫がモデルらしい)。

◯第三話「恋を忘れていた女」(33分)
監督:吉村公三郎 主演:京マチ子
吉村公三郎監督作品は初めて。好きな男に詐欺られそうになり、人のためになることをし始める女性。それでも男を待ってみたりしちゃう。

◯この時代には珍しく2分くらいお洒落なエンドクレジットがある。
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