女経(じょきょう)の作品情報・感想・評価

「女経(じょきょう)」に投稿された感想・評価

三人の監督による大映東京オールキャストなオムニバス作品
この時代でしかも映画でオムニバスってなんか斬新な感じ、クレジットが最後なのもかなり珍しいと思う
出演者一覧見ると三大女優にその他あらかたのメンバーが揃っているのでほんと凄い、さすがお正月映画なめでたさです
ただ実際はそれを三分割してるうえ時間も短いのでもったいない、物足りないみたいなのは多少あります、それぞれの作品で90分は見たい!でも顔ぶれだけで満足感の方が勝るから良し!

以下個別メモ

耳を噛みたがる女
増村保造に若尾&川口コンビ、後に残さないカラッとした作品、ビッチでしたたかな若尾文子を堪能できる、まさに若尾ちゃん女盛りです

物を高く売りつける女
市川崑に山本&船越コンビ、プラスの野添ひとみがかわいすぎる!
「この商売はね少しばかり可愛いぐらいじゃダメ、私ぐらいにズバ抜けて美人じゃなきゃ成り立たないんだよ」
お富士さんが言うならそうなんでしょう的な納得感

恋を忘れていた女
吉村公三郎に京マチ子!etc
京マチ子のやり手感、テキパキさもあり終始シーンを支配してます
叶順子が「フフッ、お気の毒だけどもうあまり若くないのよ」なんてマチ子様にのたまうシーンはなんか緊張しちゃったですよ
CK3

CK3の感想・評価

4.1
増村保造×若尾文子
市川崑×山本富士子
吉村公三郎×京マチ子
豪華オムニバス。

各監督の色がそれぞれ出ていて個性際立つ三部作

第1話
嘘ばっかりつく女がほんの一瞬魅せる可愛らしさを若尾文子が好演

第2話
薄暗いなか紅一点が美しい市川崑ならではの演出と女の二面性をドラマティックに演じた山本富士子

第3話
バリバリの女将がなんとも言えない哀愁を漂わせる妖艶な京マチ子の最後のシーンは素敵すぎて印象深かった。
レンタル鑑賞
3話で構成されたオムニバス映画
ドロドロした内容かと思っていましたが
あざとさや強かさの裏側にある
女性の持つ潔さ、可愛らしさ
「物を高く売りつける女」の冴えわたる赤色が好き。
三本オムニバスで、二話目の市川崑監督の「物を高く売る女」がよかったなぁ
最後のオチで幸せになりました
otom

otomの感想・評価

3.8
この監督たちの並びでオムニバスと云うちょっと珍しい作品。三作共、それぞれの監督らしい作品に仕上がっている。中でも増村作品が役者も含めて一番ブレてない感じ。川口+田宮のウザい二人が登場するところなんか特に。若尾文子さまの耳ガジガジを見るだけでも価値がある。
1.耳を噛みたがる女
若尾文子主演
増村保造監督

2.ものを高く売りつける女
山本富士子主演
市川崑監督

3.恋を忘れていた女
京マチ子主演
吉村公三郎監督

京マチ子の女将さん。
京女ぶりが最も見応えあり。
艶やかな声色が実に心地よろしい。

オムニバスゆえ作品としてはいずれも今一つだが見所は満載。
茶の間でご老人数人のレクチャーを聞きながら見たい。
1960年。約60年前。
その前さらに60年前は日露戦争以前。
時の永さに驚いても人の性はそう変わりまへんなあ。
ri2

ri2の感想・評価

4.2
1話目の「耳を噛む女」がとにかく好み。
鮮やかな逃げ方、最高。ボンボンもボンボンらしくて好き。
何よりも最後の数分の展開。どちらに転ぶかわからないと思ってドキドキしてからの、その結末。いい女だなぁ…。

あと話が始まる時の導入の音楽がおしゃれ。

2話目の最後のかわいいところも好き。嬉しいよねぇあれは。
中では一番苦手な崑さんの富士子づかい好き。マチ子のうたた寝の蒲団の柄が徳利でほっこり。
大映オールスターズが出演し増村、市川、吉村監督が演出した作品で、豪華でとても楽しい。
市川崑のシュールな作風が苦手なのだけど、今回はそこにオチがあるので面白く感じた。

「大映女優祭 in 新文芸坐 百花繚乱」
@新文芸坐
imapon

imaponの感想・評価

3.6
監督も女優も男優も三者三様、豪華な大映底力のオムニバス。
強かな女の生き様も結末はそれぞれほっこりとして、しかもカッコ良い。
脇でも貧乏ゆすりの左佐知子、惚けた不動産屋の菅原謙二、うどん喰う叶順子、京マチ子に生殺し状態の中村雁治郎が良かった。
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