子離れ出来ない親、親離れ出来ない子供、子供時代に年相応に子供でいさせてくれた親に感謝
片親で一人息子となれば過保護になってしまうのもわかる気がする。とはいえ、親がずっと一緒にいて何もかもやってあげるなんてことは絶対無理なんだよね。だから何でもかんでも親が介入するんじゃなくて、おばさんのように接することも大事なんだと思った。
お母さんはあり得ないぐらい過保護だし、おばさんはなんか変だし、友達は時々余計なこと言ってヴァルデクを傷つけるけど、みんなヴァルデクを大切に思ってるんだっていうのがよく分かる
時間が進むにつれ甘ったれの男の子が成長していく様子を見守る、静かな映画だった。母親の病気に直面し、好きになった女の子には振られ、親友の裏切りを経験したヴァルデク、まだまだ甘えることも我が儘も言うだろうけど、心も体も成長して頼りがいのある立派な大人になると思う
親の同行なしでのドイツへの旅をものすごく心配しているものの、笑顔で送り出していて、母親の成長も感じられるいいラストシーンだった。
