みたらしだんご

クレイジークルーズのみたらしだんごのネタバレレビュー・内容・結末

クレイジークルーズ(2023年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

死体消失トリックのフーダニットものミステリーかと思ったら、メインはラブでした。

左右違うスニーカーを履いて来るほど慌てて、小さなハンドバッグとエコバッグで駆け込み乗船してきた宮崎あおい。
その割におしゃれなお衣装を何パターンも披露してくれます。
いや、眼福だけどなんで???
しまいに男もののおしゃれなスーツまで複数、吉沢亮に貸してくれてる模様。
だからなんで?!?!?!

おしゃれな衣装、おしゃれな豪華客船、おしゃれな会話。
製作当初からおそらく関係者間で「映える」って言葉がそうとう言われたのでは?
メインはラブだったと言ったけど撤回、メインは「映え」でした。

乗客たちもなんかステレオタイプで、医者一家と家政婦親子の関係性はさすがにやりすぎ感。

ミステリーを期待して見始めたせいもあるけど、
なんだか主役ふたりの恋愛模様もベタな作りものめいて感じて、あまり乗れませんでした。
ヒロインの行動がそもそも理解しがたいし、だいたい箱根旅行まで掴んでるならなぜ船のほうに来た?

殺人事件に関しては、さすがに最後にひとひねりあってまだ良かったけど、長年の復讐をなんでエーゲ海クルーズでやろうと思ったのかは1番のミステリーかもしれません。

ツッコミどころは多いけどそんなのどうでもよくなるくらい楽しい!という域にまでは(私的には)行きませんでした。