ドラマの大ファンなので、またあの懐かしの面々に会えるというだけで鑑賞を決めていました。
その期待の通り、コトー先生、彩佳さん、彩佳さんのお父さん、お母さん、和田さん、ミナちゃん、原さん、剛洋、マリコさん、竜一くん、シゲさん、くにちゃんとドラマのキャラクター総登場。
コトー先生と彩佳さんが結婚していたり、和田さんとミナちゃんが結婚して子だくさんになっていたり、マリコさんと竜一くんが良い親子関係を築いているのが伺えて、竜一くんや剛洋、くにちゃんが大人になっているのが見られたのがすごく嬉しくて。（くにちゃんだけ子供時代とは違う方が演じておられましたが）
特に、蒼井優ちゃん演じるミナちゃんが大好きだったので、どこか危ういところのある彼女が和田さんと結婚して5人の子を持つ島の肝っ玉かあさんになっていたのは嬉しかったなぁ。少しの出演だけど優ちゃん、出てくれてありがとう。
おおまかなあらすじとしては剛洋の挫折とコトー先生の病、このふたつが話の柱でした。そこに診療所に新しく研修に来た判人と島で育った看護師のナミたち、新しいメンバーが関わってくるお話。
印象的だったのは、一度は医師の道を挫折した剛洋が土砂崩れ後の人でごった返す診療所でテキパキとコトー先生のお手伝いをする姿をじっとみつめる剛洋のお父さん（原さん）のまなざし。
東京で皆の夢をひとり背負い、プレッシャーの中で切磋琢磨してきた息子の姿をみつめるそのまなざしは何も語らずとも雄弁で、父の愛に溢れていました。
でも総じて、いちばん良かったというか感動したのは中島みゆきさんの「銀の龍の背に乗って」を映画館で聴けたこと、かな。やはり「Dr.コトー診療所」と言えばこの曲ですから。でっかいスクリーンで見る志木那島の自然と力強い中島みゆきの歌声、良かったなぁ...。
