愛とはエゴなのか、を描いた映画？
同性愛がメインのテーマではなく映画を構成する一部として出てきていた、それがなんかいいなとわたしは思った(とはいえもちろんふたりの前に同性愛者であるが故の壁？はあるのだけれど)。
わたしは御涙頂戴で人が死ぬのが本当にいやなのだけど、龍太との関係はもちろんだけどその先の龍太の母との関係こそが「愛はエゴなのか？」を描いていて映画のテーマなのではないかなと思ってみていた、そう思うと龍太が亡くなってしまってからのふたりの関係がメインテーマとも言えるのかな、と(あと原作は自伝的エッセイらしく、本当に「龍太」はなくなってしまっているらしい)。
この映画は新しいひととの繋がり方を提示しつつ、一方で「母親」という存在に縋ってしまうひとりの人間の姿も描いていた。血が繋がっていなくても、家族という名前じゃなくてもひとはひとを愛せるけれど、「母」という存在を他の「母」という存在に重ねて執着してしまったりする。そう思うとそもそも浩輔は龍太を好きだったのか、母親ありきで龍太を好きだったのかさえわからなくなってくるね、いやどちらでもいいのかもしれないけれど
という感想をぶち壊してしまいますが、わたしも好きなひとに「わたしが生活費出す」と言えるくらい稼ぎたいな〜と思った、でもさすがに貯金しんどくなってたね お金ってほんとに残酷
あと敢えていうなら恋愛の入り口「本当に綺麗な顔だね〜」は個人的にしんどかったっす、しかも初めて会った日に
そして前半映像酔いありました！酔いやすい方お気をつけて
