シッカン

オカルトの森へようこそ THE MOVIEのシッカンのレビュー・感想・評価

4.4
人生初の初日舞台挨拶。挨拶終わった瞬間帰る連中が10人以上いてびっくり。そういうモンなんだね。どーなのよそれ。
まあファンの役者を見て、その後出待ち的な事をしたいんだろうから、気持ちは分からなくも無いんだけどさ、「ぜひ多くの人に見て欲しいです」ってお前の好きな役者に言われた直後に映画見ないで帰るって、、、、やっぱどーなのよそれおかしくね?
あと、プロの司会はハンパなかった。話を膨らませつつもスムーズに次に繋げる匠の技、芸術的である。

映画本編は超面白かった。白石晃士の集大成ってのも凄く分かる。

最初のおまけ映像みたいなやつ、これぞ白石晃士的怖さとギャグセンスの塊って感じ。

筧美和子さん、ほんっとーに素敵だった。声がヤバい。服装と森の映像も相まって神々しかった。
堀田真由さんの淡々とこなしてく感じとかも良かった。
あと途中で出てくる戦闘要員の女の人、誰だろう凄えアクションかっこいい。

とにかく楽しみっぱなし笑いっぱなしだったんだけど、なんつーか凄く居心地が悪い。
これ、俺が普段マーベル映画で誰と誰が絡んでヤバいとか、まさかの誰々参戦で熱いみたいなこと言ってるような人達に、自分がまさになっていることへの居心地の悪さだと思う。

凄え楽しいのよ、いつもの江野くん、白石くん、ネオ、市川、狂った女が出てきてわちゃわちゃやってんのは。
で、別にそれだけにフォーカスしたファンムービーでは無いことも全然分かるし、それだけの面白さでは全然ない。

だが、とにかくこの関係性萌えみたいな部分で楽しんでる事を指摘されたら、確かにそうですスイマセンとしか言えない自分がいる。

ものすっごい無責任な事言うと、こういう映画を有名な役者使ってデカい規模で公開して欲しくなかった。
この世界の片隅でウヒウヒ言ってるレベルにして欲しかった。
と、ここまで書いて、俺がマーベルに対する嫌悪感も、デカい規模の売筋作品でそういうことやってんじゃねーよっていう理由だと気づく。

とにかくもっかい見に行く。
シッカン

シッカン