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イチケイのカラスのIdeonのレビュー・感想・評価

イチケイのカラス(2023年製作の映画)
3.5
 東京から岡山県の地方都市に赴任した入間と坂間。入間は裁判長として船舶事故をめぐる傷害事件、坂間は地元企業が起こした環境汚染の訴訟を担当することになる。それぞれ調査するうちに、2つの事件は複雑にリンクし始めるのだった…というお話。
 マイペースだが揺るがぬ信念の男、入間とガチガチの真面目人間の坂間のコンビは、それぞれキャラが立っていて面白い。常に真実を追い求める坂間だが、真実を明かすことが必ずしも人々の幸せに結びつかないことを知る。竹野内豊と黒木華の軽妙な演技はもちろん、脇を固める斎藤工、吉田羊も熱演、社会派ドラマとして及第点の出来映えである。BGMがややうるさいのが難点だった。
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