スワット

PS-1 黄金の河のスワットのレビュー・感想・評価

PS-1 黄金の河(2022年製作の映画)
3.4
2024年劇場鑑賞55本目 字幕鑑賞
1950年代に出版されたタミル語ベストセラー小説の実写化。
10世紀に実際に実在した、チョーラ朝の宮廷を舞台にした歴史スペクタクル映画。

監督・脚本マニトラナム、主演にヴィクラム、カールディ、アイシュワリヤー・ラーイ・バッチャン等。お初にお目にかかるキャスト陣が多いです。

2部作として製作されたこともあり、これでもかという世界の壮大さ、人物関係、目まぐるしく変わる情勢と風呂敷を広げまくっている印象を受ける第1部でした。

悪くいうと、第1部で主要なキャラクターと関係性を見せることに特化している為、物語の起伏としては平坦に進みます。
ここで作品に乗れないと一気に観る気が失せるかと…笑
そう思うとインド映画を日本で流行らせた『RRR』は凄かったんだなぁと再認識しました。
でもそこは歴史映画としてご愛嬌かと感じます。

その分アクションシーンも抑えめなのか?
大分Part2への期待値が高くなりますが、とんでもないものを見せてくれると思ってます。
対照的なアーディタとアルンモリの両皇太子、それを橋渡しするデーヴァンの舌戦。
観てて痺れる関係性です。
個人的にはアルンモリ皇太子についていきたいかな!
民からの信頼厚い王子なんてカッコよすぎですねー。
しかし戦闘シーンではワイルドに、敵を薙ぎ倒していく姿に、アーディタとは違う王の器を感じました。

史実を基にしているため、ラストシーンのアルンモリとデーヴァンが海に落ちていくシーンとかはいや絶対Part 2で復活するやつやん!!とツッコミましたが、既にPart2の予告で生存確認できたのは笑いました。

取り敢えず来月の楽しみが増えて何よりです。
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