17世紀から19世紀にかけて西アフリカのダホメ王国（現・ベナン共和国）に実在したというAgojie（アゴジェ）と呼ばれた女性戦士たちの物語（フィクション）。
アメリカの女性監督ジーナ・プリンス=バイスウッド作。
オヨ帝国と共にヨーロッパの白人奴隷商人に奴隷を提供してきたゲソ王（ジョン・ボヤーガ）率いるダホメ王国。
屈強なミガノン(リーダー役のこと)のナニスカ（ヴィオラ・デイヴィス）率いるアゴジェは、オヨ帝国が奴隷用に捉えた女性たちを奪回。オヨ帝国とのバトルの火種となる。
ある日、クソな金持ちオッサンと無理矢理結婚させられそうになり拒否した19歳のナウィをアゴジェが預かることになる。
ナニスカを支えるアメンザ（シェイラ・アティム）。
ナウィの指導役となる姉貴分イゾジエ（ラッシャーナ・リンチ）らの元、メキメキと力をつけていくナウィ。
サント（ヒーロー・ファインズ=ティフィン）率いるヨーロッパの奴隷商人の一味と共に、ある理由でやって来たマリク（ジョーダン・ボルジャー）とナウィの出会い。
「アゴージェ！ウス！」と雄叫びを上げ、男性以上に強い！アゴジェ（欧州人はアマゾンと呼んでいた）のナタ振り回す戦闘シーンの迫力。
そして、ナニスカとナウィの秘められた過去が明かされる。。
50代後半のヴィオラ・デイヴィスの鍛えまくったゴツさ！も凄いですが、ナウィを演じたThuso Mbedu（読み方不明。スーソ・ムベドゥ？）が魅力的。19歳の役ですが、撮影時年齢は30歳前後？のようで、まったくそんな歳には見えません。
内容はフィクションとは言え、ダホメ王国を支えた女性戦闘部隊が実在していたということを知れる作品です。
日本公開はされるんでしょうか？
トレーラー
https://youtu.be/yaYogi3zzRY
※『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエヴァー』の国王親衛隊ドーラ・ミラージュのインスパイア元もアゴジェなんですね。
